「睡眠」に対するふたつの価値観

人間であれば誰しも、睡眠が必要である。
どんなに多忙な人でも、二日にいっぺんは眠らないとやっていけないだろう。

この世には、大きく分けてふた通りの人間がいる。
睡眠が重要だと捉える人間と、睡眠時間を削ってでも自分の人生にパワーを注ぐべきだという人間。

前者の例として有名なのは、かの堀江貴文氏
不眠情報の専門サイトフミナーズの取材記事では、以下のような発言をしている。

「僕の場合、睡眠時間がだいたい6時間を切るとかなりツライですね。パフォーマンスが低下して、翌日、使いものにならないんです。それは、もう10代の頃から経験的にわかっていることなので、睡眠時間を削って仕事をしようと思ったことはないです」

【ホリエモン流睡眠術】6時間睡眠のススメ!堀江貴文さんの「ムダを徹底的に削る」方法より引用

とはいえ、昔から「四当五落※」という言葉を使う人がいるように、睡眠時間をできるだけ減らして何かに励んでこそ、成功に近づけるという価値観の人もいる。
ナポレオン明石家さんまのように、三時間ほどの睡眠でも社会的な成功を収められるDNAの持ち主だっている。

四当五落…四時間しか寝なかったものは合格を手にし、五時間以上寝たものは落第するという受験・教育界で有名な言葉

 

私たちはまず、「自分が睡眠に何を求めるか」を考えるべきだ

なぜ私が睡眠について調べたり、ブログで記事を書き始めたかというと、私は睡眠に価値を感じるタイプであるからだ。
先に挙げた堀江氏と同じで、学生の頃、徹夜するよりしっかり眠って日中のパフォーマンスを上げることで、満足のいく学業成績をあげた経験による。

もちろん徹夜をして、頑張れば頑張るほど好成績を上げることはできる。しかし、それは後に残らない
どういうことか。睡眠がもたらす大きな効果のひとつとして、「記憶の整理・定着」が挙げられる。徹夜という行為はそれをないがしろにするのだ。

徹夜をすれば、短期的にはよい成績を挙げられるものの、勉強したことを脳に定着させるための「睡眠」が抜けているために、長期的には勉強したことを全部忘れてしまう

勉強に明け暮れた中高生時代、このような経験をしたため、頭をよく使うために睡眠は大事だという価値観になった。

四当五落を唱える教師もいたので、影響されて睡眠を減らしたこともあった。
結局は、自分にとって適切な睡眠時間は四時間ではなかったので、あとあとその日々を後悔した。

まずは周りに振り回されないことだ。
そして自分が、今、何のためにどんな睡眠を求めているのかをよく考えるべきだ。

“睡眠時間”は間違いなく自分の時間だ。自分の人生だ。感情論で切り捨てるべきものではない。
それでも生きていれば、目標を達成するために時間が足りなくて、睡眠を削らなければならない状況だってあるだろう。
私も睡眠をとりたいと思いつつ、やるべきことのために睡眠を削ることはよくある。

けれど核として「睡眠は大事」だという価値観を持っているので、大事な時間を「睡眠が必要かどうか」という議論に費やす必要がなくなった。それだけでも時間の節約である。

 

どちらの価値観でも、「質」を上げることは考えたほうがいい

私はどちらの価値観がいいとかそういうことを言うつもりはまったくない。
人によって、働き方・ライフスタイル・情熱の向く方向・時間の有無はばらばらであるからだ。

「大切だ」、「削ってもよい」
どちらの価値観を持っていたにしても、ねむりの質にこだわって損はないだろう。

睡眠を重要だと思わない人に問いたい。
ちょっとした工夫で得られる質のいい三時間睡眠と、質をまったく考慮しない三時間睡眠、あなたはどちらを手にしたいだろうか?

このブログの『ねむりの質を考えよう』では、書籍から得た知識を実際に体験してみて、効果があると感じたものや、すぐに実行できる眠りへの工夫を書いていく。

その人にあった眠り方、どうやって質を高めるのか、質が高くなるとなにが嬉しいか、などを発見できるような記事を目指すつもりだ。

GoodSleepというタグに記事をまとめていくので、睡眠の質を高めたい方はぜひチェックしてほしい。
 

次回
睡眠に関する雑誌記事を、読み漁ってみた。(予定)

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