何かを表現するとき。
たった一言で、素敵だった、美しかった、
ああだった、こうだった、やばかった、などの言葉を使う人は多い。

それでも伝わる。
なんとなくは、伝わる。

けれど、「なんとなく」が伝わるだけでいいのか?
ただ物事の表面を撫でただけのような、たったひとつの言葉でいいのか?

温度は?湿度は?香りは?色は?
その対象が持っていた言葉は?感情は?
風味はどうだった?

私はそれに何を動かされ、感じ、考えた?

自分の思いを細かい要素に分解すると、ひとつの言葉ではとても抱えきれない重さが、そこには存在するのだ。
その重みを、さらに細かくちぎって、すっと誰かが持てるようにしよう。

軽やかに、正確に、ひとつだけではない言葉で。

この記事は、かつて私が運営していたTHINKING REEDというブログからmelassic.comへ移行した記事です。

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