「〜はフォトジェニックでした。」
「〜の言葉以外見つからない。」
「えも言われぬ〜」
「〜は言葉にならないくらい〜だった。」

さあ、これらの文章は何かを言っていそうである。
しかし実際、何を言っているのか説明できるか?

写真映えするから、なんなのか?
ひとつしか言葉が見つからないなら、詳しいことは何も言えない。
えも言われないのは、何も言っていないのと同じ。
言葉にならないのじゃ、何にも言っていないのと同じ。

きっと、追うように書くからこのような文章になるのだ。

そうならないように、
対象を、見つめる。
思い出を、見つめる。

対象と自分が向き合って、見つめあった時間を思い出し、書き起こす。
画面上の小さな枠の中ではなく、大きな紙を目一杯に使って。

そうしてひねり出した言葉こそが、自分の心の底の表現だ。
目一杯の表現と、何も言っていない表現、どちらが胸を打つかは、明白だろう。

この記事は、かつて私が運営していたTHINKING REEDというブログからmelassic.comへ移行した記事です。

Author

Write A Comment

Pin It