深夜に紅茶を飲めば寝つきが悪くなるのは知っていた。
けど冷蔵庫に鎮座するチーズケーキを見て、お茶を淹れ始める手は止まる気配がなかった。

そのお茶だって、そごうミュージアムの「ウィリアム・モリス展」でミュージアムショップにあった、日本では中々手に入らないという英国の三つ星茶。

3種類買ったフレーバーティーのうち、アールグレイをおろした。アールグレイにはよくあることだが、青い花びらが可憐な矢車菊が入っていて、茶葉だけのものより美しい。

チーズケーキは、銀座・銀のぶどうの代表作、『かご盛り白らら』。
かごに盛られた白いチーズは、泡のようにしゅわりと口の中をほどけてゆく。チーズケーキというよりは、チーズでできた泡。

ほどよい酸味に甘すぎないテイスト。そこにこの泡のような軽さが相まって、どんどんフォークがすすむ。

そこに、この香り高い紅茶が挟まれば、もう私の胃袋はどこまでへも行ける。
最近通い詰めの渋谷TSUTAYAで買った、森博嗣のエッセイをおつまみにして。

今日はこんなひとときを愛する夜であった。

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