今日紹介する曲は、ほとんどの人がどこかで耳にしたことのある曲だろう。

この曲はCMソングやBGMとして、よほど様々な場所で使われるので、もしかすると”ヒット曲”だとか”超名曲”として人々の耳に残り、あまり真剣な聴かれ方をしてないのではないかと勝手に思い立った。
だからこそこの曲にしみじみと浸ってみると、いかにこの曲が名曲なのかを知ることができる。

ルイ・アームストロングの、”What a Wonderful World(この素晴らしき世界)”。

この素晴らしき世界
カテゴリ: ジャズ

もし再生してみて少しでもいいなと感じたら、ぜひ歌詞を見ながらフルバージョンを聴いてほしい。
この曲は全体でひとつの美しい詩であるからだ。

私はこんな、ストレートなまでに普遍的な曲が、心底から大好きだ。
歌詞に登場するような、赤いバラが、木の緑が、空の青や雲の白さが、人間にとって美しくなくなる日などあるだろうか。きっと、永遠に歌い継がれ、聴き継がれる曲なのではないか。

Youtubeでよく、曲への賛辞の言葉として”Play this at my funeral.(私の葬式で流してほしい)”という英語のコメントを見るけど、この曲のコメント欄ほど多くそれを見かけたことはない。
私もそうだ。結婚式でも、子が生まれた瞬間も、葬式でも、墓の前でも流してほしい。

音楽にすら救われないだろうと思うくらい悲しいときも、この曲だけは背中を後押ししてくれた。
何かを美しいと思う気持ちや、自分の中の純真さを掬いとり、思い出させてくれるような詞と歌声なのだ。

さて、冒頭でも述べたように、噛めば噛むほど味わい深まるスルメのような曲である。(色気のない表現だろうか)
はまる人ははまるだろうし、はまらない人にははまらないと思う。
はまった人にはとことん聴いてほしい。今いる立ち位置や段階によっても味わいは変わってくるだろう。

はまらなかった人もいつか救われない気持ちになったとき、この曲の存在を思い出してほしい。

世界は美しく素晴らしきものであると、この曲はいつでも教えてくれるから。


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